バイオレーサーエアロ

 

年末、友人と飲んでいた時にチャリのポジションの話になり、

「ワイズにあるバイオレーサー5000はなかなか良いですよ。」

と入れ知恵されました。

 

興味はあったけど予約必須でメンドイなーと敬遠していたのですが、

「雑に決めたサドル高と欲しい落差だけで乗っているあのポジションをそろそろケアするか」

「物は試し、ダメでも戻せば良いや」

ということで測定器があるワイズロード茅ヶ崎店に行くことにしました。

 

 公式HPを見ていると、去年12月から「バイオレーサーエアロ」なるものが始まっていました。ザックリ言ってしまえば「トライアスロン用」バイオレーサー。

TTバイクでハンドル周りの調整(ステム交換とかパッドの位置が変えられるとか)が可能であれば、「バイオレーサーエアロ」が良いようです。価格は税込1万円。

 

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早速茅ヶ崎店に電話。

私:「バイオレーサーエアロをお願いしたいんですが。」

ワイズ:「担当が休みなので、明日折り返して電話します。」

 

Oh no...

 ということで、翌日。朝10時30分に着電。

ワイズ:「バイオレーサーの予約で空いている日が、、、今日と・・・」

 

今日!?マジかー(。A 。 )

ということで、当日の15時に予約。金土日の提示が多かったかな・・・決まってるっぽいです。

「バイクのメーカー」「型名と年式」「サイズ」を伝え、向こうから質問。

 

ワイズ:「バイオレーサーエアロにはコンペティションとコンフォートという2種類がございますが、どちらになさいますか?」

 

あ、予習にないこと聞かれた、マジかー( ゚д゚)

コンペティションはタイム稼ぐ系、コンフォートは楽に乗る系のようです。 ロングディスタンスかどうかは関係ないとのこと。

私はタイムを稼ぎたかったので、

私:「コンペティションで。」

 

ということで、予約を済ませていざ茅ヶ崎店へ。

担当者接客中でしたので、ちょっと待ってからバイオレーサーエアロへ。

 

※少し忘れてます。順序とか間違ってるかもしれないけど、内容はあってます。

【身体測定】

まず己の身体を測ります。

・身長

・股下

・肩幅

・リーチの長さ

 

股下はそれ用の測定器で測っており、股に多少の圧迫感を感じた時の長さを測ります。実際にサドルに乗って漕いでいる時の長さとなるようにしていると思われます。

 

ここで測定データPCに入力。

この入力されたデータがシミュレータ(専用ソフト)で適正値を叩き出すようです。

 

それが終わると、しばし待ち。

担当者が私のバイクの採寸を行います。現状確認ってやつです。これも採寸後に入力。この入力データは帰りに紙でもらえます。

 

【現状のポジションの確認】

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自分のバイクを固定ローラーに設置してもらい、実際漕いでみて現状確認。担当者に私の漕いでいる姿を動画に収めてもらいます。

 

それが終わったら、またしばし待ち。

担当者が先ほど入力した身体測定のデータから叩き出されたサイズを、バイオレーサー実機に反映していきます。ハンドル周辺やサドル等の機材を取り付ける必要があるので、時間がかかるようです。

ちなみにサドルは自分のバイクに付いているものを使います。

 

 【バイオレーサー実機に乗って確認】

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シミュレータが出した数値で出来たバイクに乗車。こういうの初めてだなー。

 

乗ってみると「おぉ、モレーツに違和感が・・・」

バイオレーサーだからというより、ポジションがガラッと変わっているからのようです。

 

現状からの変更点をザックリ。

①サドルを40mm後退させ、ステムを50mm分、短くしている。

現状でかなり前のめりで漕いでおりそれを修正するため、身体全体を水平後退させてたのです。後退自体は問題なく受け入れられそうだったので採用。

 

ステムをサドル後退幅より長く(ステム長を短く)しているため、身体は「キュ」っとコンパクトにしています。

 

私にはこの窮屈な感じはちょっと受け入れられなかったです。

 

なぜなら私の身体は猫背が全くできません。

背中が曲がらないのです。姿勢はすごくよく見えますが、「それ、40歳で腰をダメにするよ。」と整形外科医から宣告されています。良すぎてもダメなんですって。

 

猫背ができればコンパクトに「キュ」っとまとまったポジションがいいのかもしれませんが、そんなことできないので、可能な限り現状のままにすることを担当者に伝えました。

 

②サドル高を1cmほど下げている。

現状、ペダルが真下(6時、下死点)になったとき、膝が伸びきる直前になっており、膝への負担があるのと、「伸び-曲げ」のロスを生んでおり、そのため、サドルを下げてそれらの改善をしています。

 

ペダルが真下にあるときの角度の適正MIN値が(確か)30度。私は27-8度で外れており、担当者曰く「伸びきるとパワーで踏み込む力は出ますが、膝への負担が増えます」とのこと。

 

「違和感ないんだけどなー」と思ったため、とりあえずサドル高は現状のままにしました。

 

後々わかりましたが、私はクリートポジションを前の限界値にしているから違和感がなかったようです。要は力のかかり具合を「爪先寄り」になっているわけです。クリートの位置は約1-1.5cmは変えられます。

死点で爪先立ちっぽくなり、これによって約1cmの誤差が生まれ、今のサドル高で違和感がなくなっているのです。

 

多くの人はクリートのポジションを後ろにしています。要は力のかかり具合を「かかと寄り」になっているわけです。

 

実際に爪先立ち、かかと立ちすればわかりますが、使う筋肉が変わります。

「爪先寄り」:ふくらはぎの筋肉全般、大腿四頭筋

「かかと寄り」:すねの筋肉全般、ハムストリング

 

私のふくらはぎは異常に筋肉質で、あの城本氏も思わず写メってます(;´Д`A

私はふくらはぎを積極的に使うようにしてます。それでもつったこともないため、特に問題は起こってないです。

 

③ベースバーを位置を下げている。

BB中心からハンドルまでの高さ「垂直ハンドル高」を10mm低くしています。ベースバーを持った時の落差を取れるようにするためです。

 

現状はかなりアップライドになっており、「ベースバーは単に付いているだけ」といった感じ。

正直レース中にベースバーを持つ機会は「登り」と「減速時」くらいなので、修正しようがしまいがどっちでも良かったので、新ポジション後に再考。ということで、取り敢えず現状のままにしました。

 

④サドル-DHパッド間の落差を半分。

現状110mmですが、これを55mmにしています。

ベースバーは10mm下げてますが、ベースバーとDHパッド間にスペーサーを咬ましているのです。

 

身体のポジションが全体的に後ろになったため、腰への負担を軽減するために落差が半分になったようですが、違和感がありまくりだったので、これは早々に却下。現状の110mmとしました。

 

担当者とアレコレと意見を交わしつつ、バイオレーサー実機の寸法を変えつつ、試しつつで、最適なポジションを探していきます。

 

「まぁこんなもんかな・・・」と決まったところで、私の実車への落とし込みとなります。

 

【バイオレーサー実機後、実車にて合わせ込み】 

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部品変更なしで、今ある部品の調整でバイオレーサー実機に近い状態を再現しました。

 

最終的には以下の調整を実施しています。

・サドルを40mm後退

・DHパッドの位置を15mm後退

・DHバーを15mm後退

 

サドル後退はペダルを効率よくするために必須。 

結局サドルとハンドルの距離は短くなるどころか、前に比べて25mm長くなっています。実測で635mm (バイオレーサーエアロは586mm)。バイオレーサーエアロが叩き出した数値を真っ向から否定した形です。

 

ただ、離れっぱなしじゃアレなので、DHパッド/バーの1調整分の15mmを後退させときました。

本当はDHパッド/バーをそのままにして、ステムを40mm分短くすれば良いんでしょうけど、あまりここを変えたくなかったのです。

 

ステムを短くすると、直進の安定性が落ちそうなんですが、実際どうなんでしょうか?どっかで試してみたいと思います。やるならWTS横浜かな・・・。いや、10mm分くらいだったら今すぐ短くしても良いかな・・・。

プロ(PRO) LTステム 31.8mm/120mm/+-17度 ブラック

プロ(PRO) LTステム 31.8mm/120mm/+-17度 ブラック

 

 

今回見送ったベースバーを下げることも検討かな・・・。

コラムに入ってるスペーサーを10mm分抜いて、DHパッドとベースバーの間に入れるスペーサーを買えば良いだけなので、早い段階で実施かな。慣れたらコラムカット。

 

色々考えると、時間があっという間にすぎるわ・・・。 

 

【あとがき】 

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トータルで2時間。

こんな感じで、前後データを頂戴することができます。バイクにちゃんと向き合うことがなかったので、今回良い機会となり、なかなか楽しかったです。

 

このバイオレーサーエアロはやって良かったです。

前のめりのポジションが改善されたことにより、ペダルの引き足が効率よく使えるようになったし、明らかにラクに速くなりました(と思います(笑))。DHポジションでもより一層スイスイ坂道を登れるようになったのは感動でした。

 

前後データは貰えるので、変更後のポジションが気に入らなければ前の状態に戻せますし、これを参考にオリジナルのポジションを探すこともできます。

ポジション検討の出発点としてバイオレーサーが叩き出した数値から試していくと、早い段階で最適なポジションが見つけられるかもしれません。

 

 

ただ、全てが全てこのバイオレーサーエアロの数値になるわけではありません。

それぞれの身体の特性(私は猫背ができないし、ふくらはぎは異常な筋肉質)、機材の調整幅などで変わりますし、「ちょっとこのポジションはないなー」というところもありますので、最終的にはレースを通じて身体と相談して合わせ込んでいくことになります。

 

トータルで見てオススメです。

予約は面倒ですが、やる価値はあります。「ポジション検討したいけど、雲を掴む状態で何したらいいかわからない」って人は試してみては如何でしょうか。