[ITU Multisport World Championships (2018, Fyn)] 11日目(ロングディスタンストライアスロン_レース当日)

2018年7月14日(土)。
 
4時くらいに起床。こっちに来て初めて、目覚し時計で起きました。まだ外は暗かったです。自然には起きられんわな。
 
【朝食】

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食べたのはヌードルだけ。
最近、ロングのレース前はヌードルです。カップラーメンが多い。食べ過ぎると、レース中に口から出そうになるから、1杯で打ち止め(苦笑)
 
本来、ホテルの朝食は6時からなんですが、この日は早めに取れるよう、事前にホテルへ連絡しました。
このホテル、事前申請することで、各レース日に早く朝食が取れるようになっていました。
 
早い時間帯じゃないと間に合わないのは、ロングくらいでした。なので、これまでは通常通りの時間帯で朝食を食べてきたのです。
 
【準備】

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トランジションバッグは昨日預けたので、この日に必要な物は、スイム関係。ウェットスーツとかゴーグルとかキャップとか。
 
ウィンドブレーカーはトランジションエリアまで着ていきました。朝は寒かったので。
 
【出発】
 

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ホテルを出て、スイム会場に向けて出発。
途中、フィニッシュ地点のKings Gardenを横目につつ、「(無事にバイクを終えて)ここに戻って来れるんですかねぇ( ゚д゚)」って、ぼやいたり。
 
【スイム会場】

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ホテルを出て、歩くこと約10分。
スイム会場、T1 トランジションに到着。兎にも角にもタイミングチップを貰わねば。
 

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ちょー並んでる( ゚д゚)
キャパオーバーです。これまでのレース同様、タイミングチップ受け取りの列が3列しか無かったんよね。
 

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チェックチェックゥ(・∀・)!
 

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トランジションエリアにやってまいりました。
 
さて、タイヤに空気を入れるか…。
触った感じ、入れる必要も無さそうだったけど、念には念を…てことで。
 

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空気入れの列。
大会指定の空気入れじゃないとルール違反になるので、仕方なく並ぶことにしました。
結局30分くらい並んでるしまいました。これもキャパオーバー。
 
しかも、ここにあった空気入れは不調で、バルブの所を抑えて貰わないも入れられず…。日本人選手の方に手伝って貰いました。(名前は分かりませんが、その節はありがとうございました。)
 
しかも空気入れを持ち込んで入れてる人が多数いて、もはや黙認状態でした。なんだよー('・ω・') 
 
【準備完了】

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スタート前の記念撮影。
 

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距離120km対応です。
メダリストは5つ。ボトルはMagOn8つ分の濃縮ドリンクと、OS-1入りの計2つ。
 
さてさて、最終戦・ロングの始まりです。
 
【スイムコースマップ】

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Swimは3km(1Lap)。
 
【バイクコースマップ】

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Bikeは121.5km(2Laps)。
 
前半はデュアスロンと似ていますが、東側の折返しコースが長くなっていたり、周回分岐の場所もちょっと変わっていました。
 
この日は風があまり吹いておらず、とても走りやすかったです。幹線道路部の風は日によるみたい。
 
【ランコースマップ】

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Runは30.7km(4Laps)。
 
前半・後半はスタンダードデュアスロンと全く同じコースですが、中盤・南に伸びるコースが新たに加わりました。ここは完全に住宅街。
 
【スイムパート】 

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今回は白キャップだったので、このどこかにいます。(クロスとアクアスロンは黄色キャップでした)
 
浸かってみると、おぉ、温かい!?
昨日の試泳で水温は分かっていましたが、レース当日の気温が寒かったこともあり、より一層温かさを感じました。周りの選手と「Warm!」って言っておりました。
 
7時25分ちょい過ぎにレース開始。
自分の実力はたかが知れているので、ここは焦らずにマイペースでスイム。アクアスロン同様にキックは打たず、力を抜いて順調、順調。
たまにバトルになるも、基本的に避けました。なんで蛇行してくるんだろう…全く。
 

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青は後ウェーブかな…。
 
順調に泳ぐこと約1.5km地点。
折返し直前にタイム計測のために一度スイムアップ。あれ、スイムアップあったんだ??
ここで見たガーミンのタイムは27分。悪くはないな…。
 
後のウェーブスタートだった速い選手に抜かれ、「なんつー泳ぎをしとるだか…」と関心と興味を持ちつつ、昨日Mさんに言われた言葉たちが脳裏をよぎる。
 
【スイムアップ】

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無事にスイム3kmを終了。
この写真を見る限り、この坊主は全く急いでる感がないですねぇ。随分とノンビリしてるなぁ('・ω・') 。
 

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スイムパートのタイムは57分52秒。
クロスとアクアスロンのタイムを考えたら、これはちょっと遅かったな。スイムはまだまだタイム(ペース)が不安定で、安定したタイムを出すことをしないと…そして、伸びしろがありそう。
 

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何を見てたんだろ…。(レースに集中しなさい(苦笑))
 
バイク用トランジションバッグからバイクシューズ等を出し、脱いだウェットスーツ等を入れ、片付け終了。
サクッとバイクパートの準備を済ませ、トランジションバッグをボランティアに託して、トイレへ(笑)
気温が低くて、身体か冷えたことで、トイレが近くなってたんだよねぇ( ゚д゚)。トイレに行ったのはT1トランジションだけでした。
 
スイムアップ後のT1トランジションのバイクの数はそこそこ少なくなっており、ここからどれくらい抜けるか。
 
【バイクパート】

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曇り空の中でバイクパート開始。
 
「風が冷たいと感じるが、寒くはない。」
体感で15℃前後。じっとしてたら寒いけど、バイクを漕いでいたら身体は温まるし、ちょうど良いくらいでした。
「雨かつ気温が低くて、メチャ寒かった2016年のツールド東北よりは全然マシだな。」と、懐かしいことを思い出してました。
 
ちなみにレース中、ウィンドブレーカーはNG。
長袖はトライスーツの下に着れば大丈夫(だっけかな??未確認です)。アームカバーは一度付けたら、外せるのはトランジションエリアのみ。女性選手の中にはアルミで包まれていたり、寒さに耐えられずDNFになっている選手もチラホラ。
 

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前半はデュアスロンのコースとほぼ同じ。橋を渡って幹線道路にいくまでがちょっと長くなるも、特に違和感なし。
 
「ちょっと頑張ろう!」
ディスクホイールをぶん回す外国人選手に抜かれることもありましたが、落ちてくる選手もおり、それをしっかり拾うことで順位的には平行線。(かと思ったら、後で見たら上がってました)
 
デュアスロンのコースを抜けて、ちょっとした町を抜けて、広大な畑の広がる農村地帯へ(マップでいう北のループっぽいところ)。
向かい風なのか、追い風なのか、横風なのかさっぱり分からない風を受け、35km/h前後をキープ。アップタウンは殆どないため、ひたすら漕ぎ続ける。私の苦手なやつです('・ω・') 
 
世界選手権前に変えたポジション(ステムを20mm長く、サドル後退幅を5mm短く、落差5mm長く)が良い方に作用し、直進の安定感が増し、空力も有利になり、漕ぎやすくなってました。
 
※私はサイコン付けてないので、ワットとか分かりません。心拍は110-120くらいでキープしてるくらい。
 
1周目約60kmが終わり、2周目。
コースの感覚も分かり、声援にも応えつつ、可能な限り、日本人選手にも励ましつつ走行。
 
トップチューブに付けたジェルも予定通り消化し、エイドで受け取ったのは水入りボトル1個のみ。ちょっと口を潤す程度に使い、身体に掛けることはしませんでした。
結局、バイクパートはずっと曇り空で、気温も低いまま。身体を冷やす必要もなかったので。
 
2周目も中盤になると、前後に選手がいなくなり、単独走行になることも多々あり。「一体いまどれくらいの順位だろう?低いのかな…。」と若干弱気に。
いやいや、お前の今回のミッションは5種目完走で、「機材故障しない/させないこと」が最重要なのだ。
 
そういえば、バイクで走りながら用を足している選手がいました。ビックリ…。
 

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気がつけば2周目も終わり、大きなトラブルもなく、オーデンセ中心街に帰ってまいりました。
 
バイクフィニッシュ手前、カメラを構えていたJTUスタッフのNさんからの「三品さん、速い(早い)ですよー!!」の声を聞き、バイクパートは終了。
 
バイクパートのタイムは3時間28分。
平均速度は約34.9km/h。素晴らしい!素晴らしすぎる!!これまでのレースと距離が違うので、単純な比較は難しいですが、明らかに速い。
 
【T2トランジションからランパートへ】

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バイクパート終了直前にシューズを脱ぎ、地下駐車場手前で下車。バイクはボランティアに預け、トランジションエリアを裸足でラン。
トランジションバッグを受け取り、中身を出し、ヘルメットを脱いで、トランジションバッグへ。
 
トランジションバッグから出したゼッケンベルトを巻き、シューズを履き、MagOn3つを携帯して、ランパート開始。
 
Kings Garden内を走り、日本人からの応援を受け、無難にペースを刻む。
「ランは2時間半で終わらせたい。5分/kmが目安で、可能であれば前半に貯金を作る」足の残り具合と相談し、ペースは4分45秒-5分/km。 
 
天気は相変わらずの曇り空。
気温は低く、水をかけて身体を冷やすなんて全く不要。ただ水分は欲しており、エイドでは水かコーラをゲットして飲み干す。
 

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2周目くらいから空腹感を感じ始めたため、携帯していたMagOnを飲み、それだけでは濃かったので、一緒に水も飲む。空腹感は鳴りを潜めてペースも復活。
 
2周、3周と周回を重ね、次第にフィニッシュが現実的なものとなる。
 

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「私、三品さんが来たらすぐ分かるようになりましたよ。それでちょっと疲れてくると身体が傾いてくるんですよねー。」
アクアスロンの時にJTUスタッフのOさんが発した何気ない一言。
 
「えぇー( ゚д゚)!そうなの!?」
ということで、フォームが崩れれば疲れも指数関数的に増すため、身体を傾かせないように注意。私、左側のランシューズのソールの減りが右側に比べて早く、「ひょっとして、これがOさんの行っていた傾きなのか…」と思ったり。
 

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そして最終ラップの4周目。
あの分厚い雲はいつの間にか消えており、直射日光が身体を刺してくる。
 
「どうする…このままオーバーヒートに…作戦は……ここまできて、そんなもん必要ないわ。全てを出し切れ!」
エイドで飲んでいた水は身体に掛けるためのものになり、一度に貰う量も多くなる。それくらい暑くなったのです。
携帯していたジェルは1袋あるが、もう要らないと判断。あとはフィニッシュ目指してただ走るだけ。
 
辛そうな日本人選手を励ましつつ、自分にも活。住宅街を抜けて公園を通り、街の中心部へ。あと2km。
 

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フィニッシュ手前。
ここにいた日本応援団の「三品さん、レジェンドだ!!」との祝福を貰い、「よっしゃー、レジェンドだー!」と喜び叫んだの瞬間。
 
【フィニッシュ】

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日本トライアスロン界に「Multisport Legend」をもたらした瞬間。
 
とにかく嬉しかったです。
この後、軽食やフィニッシャーTシャツを受け取るテントで泣いてました。嬉しいのと、キツかったのと…これまでの事が走馬灯の様に蘇り、色々と抑えきれなくなったようでした。
 
ランパートのタイムは2時間32分。
平均速度は5分11秒/km。後半ほんの少しだけ失速したものの、前半のペースを考えれば上出来でした。
 

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テント外で日本選手団がたまっていたところで記念撮影。
 
もう立つことすら辛かったです。全てを出し切るとはこういうことなんだな。
 
【フィニッシャーメダル】

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6枚目のフィニッシャーメダル。
 
ちょっと休んだ後、周回分岐の所で日本人選手の方々を応援。
 
【フィニッシュ後のテント】

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終戦でようやく写真を撮る余裕が出来ました(笑)
 
フィニッシャーTシャツを受け取ったり、人種や性別、年齢を超えたコミュニケーションがここで繰り広げられます。
 
【バイクピックアップ】

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応援を終えて、T2トランジションに到着。
バイクは決まった場所になく、ちょっと探しちゃいました…。
 

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発見(・∀・)
何気にボトルもゲットしました。これでこの大会、2つゲット。ボトルコレクターって訳じゃないけど…集めてますねぇ。それ、コレクターじゃねーか(笑)
 
【ロング、アクアバイク表彰式】

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ホテルでTTバイクをパッキングして、表彰式の会場に到着。ご飯を食べながら片付けたので、ちょっと遅刻しちゃいました。
 

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入賞した速い選手たち。
 
あそこなら届くかもしれん…。クロスの時とは違い、ロングならなんとなく思い込めます。気のせいかな(苦笑)
 
【スタンバイ】

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Multisport Legend対象選手は21時くらいに集合。
 

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Multisport Legendは4種目完走すれば達成となります。対象選手は15名程度。
 
【5種目達成者】

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最大5種目を達成した面々。世界で4人だけでした。
ちなみに4種目は10人くらいいたことになります。クロス抜きが多そう。あれ、もはや別競技ですし。
 
私、若いでしょー(笑)
大会スタッフの達成者リストをチラ見したところ、私が今回の最年少達成者でした。50代とか、それくらいの年齢層が多かったです。
 
【Multisport Legend表彰式】

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整列整列ぅ(・∀・)!!
私の隣にいるデンマーク人の女性はパラトライアスリートです。すげぇ。パラでレジェンドかいな( ゚д゚)
 

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「representative of JAPAN, Takahiro Mishina!!」の瞬間。
 
なんか指摘されてるぅ(・∀・)!!
このお方、ITUのボードメンバーのBarry氏です。
 

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お、話してる話してるぅ(・∀・)!!

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貰ってる貰ってるぅ(・∀・)!!
 

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準備してるしてるぅ(・∀・)!!
 

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広げてる広げてるぅ(・∀・)!!
顔引きつってるなぁ(笑)ちょー緊張してたのは内緒。
 

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ちょー嬉しそう(笑)
 
私はファンランを入れると6種目。
これ、私だけでした。表彰式でBarry氏が指摘してたのはそういうことだったのです。
 
【Multisport Legend メダル】

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Legend( ゚д゚)……。
日本にあるのはこの一枚だけです(・∀・)
 
【副賞】

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アンデルセンの童話集。しかも日本語!?これ、
この童話集の作家「ハンス・クリスチャン・アンデルセン」はオーデンセ出身です。
 
エイジ入賞では貰えなかったみたい。
エリートでは、デュアスロン総合2位だった上田藍選手も同じものを貰ってました。彼女のは英語だったけど(笑)
 
【無事に全て終わった】

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またまたレジェンドたちで記念撮影。
日本代表、ブラジル代表、オーストラリア代表、デンマーク代表です。もうなんか、すげぇーな(笑)
 
この日も無事に終了。
レース最終日にこうやって笑って終わらせられて本当に良かったです。
そして、明日は帰国日。長かった「ITU Multisport World Championships in Fyn, Denmark」の旅に、エンドロールが流れ始めていました。