*Run:100km
【羽田空港】
インスタにも書きましたが、神戸マラソンの後、両手首のプレート抜去手術をしました。
全身麻酔だったので、2泊3日の入院。
術後は手首が腫れたり、寝過ぎて腰が痛くなったり、寝違えたりと、色々と辛かったですが、ようやく完全復活へ歩み始めたわけです。
そして、復帰戦の一発目は沖縄100k。
【那覇空港】
那覇に土曜日18時前着。
この日はスンゲー雨風が強く、しかも寒かったです。全国的な寒波はここ沖縄にも影響があったのです。
沖縄って暖かいんじゃないの(´・ω・`)?
今回は全くぶらつく暇無し。
土曜日の夜に那覇着、日曜日の夜に那覇発と、100km走っておしまいという日程。
【ゆいレール】
改札が切符もタッチするやつになってました。右側のバーコードみたいなのを読み取るみたい。
あれ、前からこんなんだったっけ?
前に乗った時は普通の磁気の切符だったような。
【西鉄リゾートイン】
県庁前駅から徒歩数分の所。
ゴハン食べたり、翌日の朝食買ったりで、19時着。
大会当日は会場行きのシャトルバス(有料、事前予約、800円)に乗ります。シャトルバスは県庁前から出発。そのため、その近場にて一泊。
【ゼッケンなど】
これらは事前に送られて来ます。なので、前日受付は無し。
袋はドロップバッグ用、手荷物預けはタグ付けて預けるタイプです。
ゼッケンは前後に身につけ、背後のゼッケンにはなんかメッセージを書きこむらしい。
意気込みとか書くみたいですが、他の選手のを見ていたら、絵を描いてる人もいました。なんでも良いです。
次の日の準備しながら、20時には就寝。でも6時間ちょいしか眠れないのよ。
【シャトルバス】
日曜日、レース当日。
シャトルバスは県庁前に止まってました。3時発で、事前予約制。名前かメール(チケット)をチェックされます。
この日は2時20分に起床。
ウルトラマラソンは本当に朝早い。マジ辛いっす。
上はIRONMANのトライウェアにウィンドブレーカー、下はコロンビア大学のハーフパンツ。
シューズは買って放置してたGT-2000 NewYork SW。
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前回大会の気温を見たら20度を超えそうだったので、「トライウェア1枚で大丈夫だろう」なんて思い、それしか用意しなかったんですが、それは今回最大のミスでした。
朝食はおにぎり2個。
スタート前はそれだけしか食べなかったです。エネルギー摂取に関してはテキトーです。ジェルとか取った方が良いんかね。
【スタート前】
スタート/フィニッシュ会場の与那古浜公園。
会場に3時半に到着。
ここに着いても手荷物とドロップバッグを預けるくらいで、他にやる事は無し。寒い中、スタート時間の午前5時まで待ち。
【手荷物預け】
この日は曇り。
気温は終日16-17度で風が強く、風速10m/s。体感温度は12度かそれ以下。そう、メチャ寒い(´・ω・`)
待ってる間はテントの中で風から逃げ、パーカーを足にかけたりして寒さに耐えてました。が、それでも寒い。
沖縄とはいえ、この時期はどうやら防寒着必須のようです。MCも「私もヒートテック着てます!」って。
【スタート直前】
午前4時45分から整列andスタートセレモニー。
フィニッシュタイム別で並びますが、そんなお固くないので、ゆるゆるダラダラ整列してました。今回は最後尾スタート。
寒すぎて口元がガクガクして、最初はマラソンどころじゃなかったな…。急遽ウィンドブレーカー着用で挑むことにしました。
【コースマップ】
与那古浜公園から糸満市役所を往復。海岸線沿いを走ります。
富士五湖や野辺山ほど高低差はないですが、細かいアップダウンに加えて、向かい風が脚を奪います。
この大会は交通規制をしておりません。
歩道もしくは道路端っこを走ります。信号など基本は守りますが、場所によっては誘導員がおり、赤信号でも渡らせてくれます。
エイドは34箇所。
飲み物中心の簡易エイド、時々食べ物や救護室があるちょっと充実エイドがあります。ミネラル(塩分)くらいは持参した方がいいかも。
【スタート】
午前5時スタート。
最後尾スタートで、グロスとネットの差は約1分。
こうやって写真撮ってたんで、遅れただけです。参加者は約500人だったかな…なので最後尾でもサクッとスタートラインまで来れます。
今回は「6分/kmで行ってみるか…」と、ペースをざっくり目標。
え、10時間で完走( ゚д゚)?お前の100k自己記録は12時間45分じゃ…。
【スタート直後】
スタートして10kmくらいかな。
街灯のない所では、こんなに真っ暗です。マジで何も見えません。
スタート直後はあまり道路面がよろしくないので、足元に注意を払いました。ほとんど見えなかったですけど。
気をつけていたにも関わらず、8km地点で一回躓いて転倒。
足元にあったブロックが見えなくてねぇ…。右手を突いてしまったけど、手首は異常なし。ホント治ってるみたい。
エイドでペンライト貰えたようです。どこにあったんだろ…私は気がつかなかったです。
自分で用意しといて、50km地点のドロップバッグに入れちゃうってのでも良いかも。
【20km】
1/5終了。
曇り空でも午前7時くらいになれば明るくなります。寒かったなぁー。
ウインドブレーカーは脱ぎました。着てると微妙に暑くなったので。脱ぐと寒いんですけどね。
そのウェンドブレーカーは腰に巻きつけておきました。
途中、アスロニアのアイアンガールさんと話しながら走ってました。IRONMANのコナに行ってる経験値豊富な方で、マラソン単体はこの沖縄100kが初なんだとか。
ここ(http://athlonia.com/store/staff/post_254/)に出てくる男性ランナーとは私のことです。
タイムで2時間8分48秒。
6km/分ペースをちょいオーバーだけど、まぁ妥当なところ。
【26.9kmのエイド】
おにぎりゲット。
朝食がおにぎり2個だけだったので、すでに腹ペコでした。ハンガーノックになる前に補給。
エイド提供のものに食べられる個数制限がないので、食べ過ぎに注意です。
【30km】
約1/3終了。
明るくなっても全然暖かくならず、途中寒くてウィンドブレーカーを着ましたが、ベタついて気持ち悪かったんで、すぐに脱いじゃいました。
しかしこれは大失敗。あとでダメージが来ます。我慢して着とけばよかったです。
【30.5kmのエイド】
おにぎりとか飲み物など。おにぎりとペプシをゲット。
まぁここまでのところ、大きな失速もなく淡々とこれました。順調過ぎる。
【コンビニとか】
コース上にはコンビニや自動販売機があるので、エイド補給がどーしても間に合わないってときは小銭持って買うのもありです。
ちなみにエイド間隔はざっくりと3km前後に1箇所。
【おまけ】
この辺の途中相場。ま、参考まで(なんの参考やねん)
【40km】
約フルマラソン終了。
無難にやって来ました。ただ、相変わらず寒い。
この日は一日中曇り空で、2分くらい太陽がコンニチハしたくらい。太陽が出れば暖かいんですけどねぇ…。
タイムは4時間18分12秒。
細かいアップダウンと風があったこともあり、前半20kmのペースから若干落ちてますが、大きな疲労感は感じず「あぁ、まだいけるな…」と。
【50km】
折り返し地点である50km地点、糸満市役所前でございます。
ここの関門時間は正午12時。ちなみに関門は9ヶ所あり、ここ50km地点は第3関門です。
というか、そんなに関門箇所があることを知りませんでした。ちゃんと資料を見ろって(苦笑)
40-50km間は見通しの良い街中を走ります。なので風の影響をモロに受けることに。この区間はほぼフラットなのが唯一の救いか。
タイムは5時間18分21秒。
関門時間とのマージンは1時間40分。マージンこそ今まで出たウルトラとそんなに変わりませんが、このタイムは自分にとって恐ろしく良い。
ペースは40-50km間は6分/km。
ちょっとペースアップして、前方の選手をいくらか抜いていきました。サブ11が視野に入ってるじゃないか。どしたどした( ゚д゚)
【50kmエイド】
エイドにはもずく汁やばくだんおにぎりなどあります。
沖縄はもずくの収穫量が日本一だそうです。美味すぎて3回くらいおかわりしました。
ドロップバッグはここで受け取れます。
私は今回預けてなかったので、エイドでガッツリ補給して、残り50kmの旅路へ。
【60km】
来た道をひたすら帰ります。
不思議なことに、全然さっき通って来た感がない(笑)
結局見える景色は変わるんだから、往復コースってのも悪くないですな。色々と大会に出といて今更気がついたんかい( ゚д゚)
タイムは6時間19分24秒。
まだ絶好調で若干ペースダウンですが、ほぼ6分/kmペース。だんだん前の選手がいなくなっていきました。順位もかなり良さそう…。俺、ホントどうした、何者だ?(笑)
この50-60km間でアスロニアのアイアンガールさんとすれ違いで再開。「おー、頑張れー!」と声を掛けました。残念ながらDNFだったみたいです。(お疲れさまでした🍻)
【68.2km地点のエイド】
ペースが落ちることなく、ここまで到着。
ここではちょっと座って休憩。
みかんを貪り食べました。疲労が溜まってきたこの身体には、美味さ5割増しです。
マリオのコスプレした人がチラ写りしてますが、彼は去年も出たそうで「これからがきついっすよ」と一言。まじかー( ゚д゚)
去年からコースが一部変わったみたい。でもキツイ坂は存在します。Oh No…。
【70km】
先ほどのエイド後から急失速。
ペースが全然上がらなくなりました。
坂道がチョロチョロあったってのもあるけど、脚だけの問題じゃなく、呼吸も浅く、息切れ気味。
それでも回復を願い、歩きを挟みつつ前進。
【80km】
75km終わった所で、モーレツな眠気と目眩が訪れました。眠気…というより、あの全身麻酔をやられるあの状態。
「あ、これはヤバイやつ」
寒さで身体が冷え、いつもよりも体力が消耗。
あと、終わってから気がついたのですが、そんな寒い中でもかなり汗をかいていたようで、着ていたウェアは真っ白でした。ミネラル不足もあったようです。
79.8km地点の簡易エイドに到着して、テント横のスペースで仰向けで倒れました。アスファルトの上でね。
エイドのボランティアの方にマッサージをして貰ったり、みかんを食べたりして、暫く休憩。
マッサージをしてくれた方から、「脚の筋肉は柔らかいから、そこは大丈夫そうだなぁ」と言われるも、この「遠くなっちゃう意識」をどうにかしないと…。
「止まっていても寒くなるだけ。動こう。」と思い、次のエイドは1.7kmを目指して出発。
止まっていたせいか、脚がモーレツに重くなり、途中止まりながら歩いて前進。吐き気も出てきたことで、「DNF」が頭をよぎってました。
【81.5km地点のエイド】
月代公民館。
ちょっと大きめのエイドに到着。ちなみにここは第6関門でもあり、関門時間は16時20分。
到着時間は約14時30分だったので、関門時間とのマージンは1時間50分。まだまだ余裕ありです。
そばをつゆごと食べたところまでは良かったんですが…。その後、また急速に体調悪化。
「あぁもうダメ…」ってことで、ここの救護室で毛布に包まって横になり、ホッカイロを受け取って身体を温めました。
ここでタイムを攻めるは諦めて、13時間目標に。DNFはしないと決めました。
【フィニッシュを目指して】
みんな一生懸命フィニッシュに向かっております。
少し横になったことと、「DNFはしない」という決意表明によって、体力・精神力ともにマシになり、7分/km程度で走れるまで復活。身体も温まってきました。
お、11時間台いけるか。
【95km】
結局ペースアップすることなく、95kmまで来ました。というか、よくここまで来れたな( ゚д゚)
この時点で11時間台フィニッシュは困難となりましたが、ここから完歩したとしても自己記録更新に。
よく頑張った、俺。
【フィニッシュ】
12時間13分5秒でフィニッシュ。
現代人が走ることのないこの距離に、勇猛果敢に挑むランナーたちに敬意を表し、また己の肉体・精神力に賛辞を贈ろう。
【フィニッシャーメダル】
陶器でできております。
ちょっとしたことで割れるんじゃなかろうか??タオルに包んで大事に大事に持って帰りました。
【完走証】
60kmまでは抜群に良い。
これが続けば…と思いますが、そんな単純な話でもないか(´・ω・)
【県庁前までシャトルバス】
フィニッシュ後、無料の蕎麦とおにぎりを食べ、荷物を受け取り、県庁前へ行くシャトルバスへ。
さぁあんまノンビリしてる暇はない!帰りの飛行機の便に乗らなければ!!
思ったより早くフィニッシュ出来たのでタクシー直行ではなく、シャトルバスで県庁前まで行って、そこからモノレールで空港へ行く事にしました。
帰りのシャトルバスは何故か予約不要かつ無料です。
【フィニッシュ後のアレ】
頑張ったこともあり、時間的にはご飯を食べる余裕があったので、マラソン後恒例のラーメン。当然替え玉あり。餃子もつけちゃった。
それなりに胃袋を満たして、那覇空港へ。これにて沖縄100kは終了。
【あとがき】
間に合った!!
ってほど、ギリギリでもありませんでした。空港ラウンジのトイレで軽く身体を拭き、着替え。ホントはシャワーを使おうと思ったんですが、あれ19時までなんですって(´・ω・)
エントリーした時は「ちゃんと飛行機に乗って帰れるかな…」なんて思ってましたが、蓋を開けてみたらラーメンを食べる余裕すらありました。
ただ、あの70km以降の失速とダウンは悔しい。あれさえなければ…なんて終わって数日経っても思ってます。
足の筋肉痛具合は前回の野辺山より確実に軽減されており、脚力がついてるか、もしくは走り方が良くなっているみたいです。
この重い身体には100kは大きな負担なので、可能であればもう走りたくないんですが、半年後くらいに確実に走ってるんじゃないかのぅ。
来年はホント忙しいんですが、うまーく時間を見つけてサブ11狙いで出ようと思います。